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プロボクシング坂田&内藤、王座防衛。
2008年07月31日(木) 10:23
昨晩はプロボクシングWBA WBC二つのフライ級防衛戦をテレビ観戦。

今夜はプロ野球オールスターゲームと、この一週間はスポーツ三昧になりそうだ。

昨年の亀田騒動で、坂田健史というチャンピオンが居りながら、揺れに揺れた協栄ジム。

ボクシング本来の魅力とは別な次元で騒がれたため、この日の坂田の防衛戦は払拭するファイトが求められた。バッティングで右眉をザックリと切る負傷で、一見ピンチのように見られた王者坂田はまったく怪我を感じさせないラッシュで、終始挑戦者久高寛之を圧倒しつづけて大差判定防衛を飾った。選手の顔を知らない私の母などは、その戦いっぷりから坂田が挑戦者かと思って見ていたそうだ。
とにかく前に出続けることができるスタミナが坂田の持ち味だ。
これまでの防衛戦もすべて判定勝ち。時にダウンを食らってもけして下がらず、終始攻め続けるために結果的にゲームを支配し、ポイントをリードするのが坂田という男だ。

今後の防衛戦の予定はWBAランキング1位の亀田興毅だが・・・。


さて、代々木競技場から生中継したTBSがメインに選んだのは、内藤大助×清水智信(13位)だった。亀田のレスリング騒動から、逆に亀田人気を奪い取ったカタチでテレビのスポーツヒーローになった内藤大助。そのトボけたキャラと実力でドラマも制作される人気者となってしまった。
王者内藤のボクシングスタイルは異質だ。
あっさり言ってしまうと、ものすごく疲れるボクシングだ。
ボクシングの基礎が出来てないという人もいるけど、内藤独特の身体つきを最大限に発揮するスタイルなのかもしれない。大振りのスイングパンチを基本にフェイントに見せた無駄弾もかなり多く撃つ、とにかく攻める事で防御する内藤の戦い方は、腰も低いし、パンチと同時に頭も下げるためストレートカウンターをもらいにくくしてる体勢だ。このスタイルを12ラウンドできるというのは、ものすごいスタミナだ。

昨晩の試合の相手・清水はアマチュアボクシング(ポイントを取り合う)出身で、とびっきりの正統派スタイル。こうした相手との試合は、そのスタイル差がハッキリ見られて面白い。

大振りのパンチで突っ込む内藤を軽やかなステップでかわし、的確なパンチをあわせる清水がリードする展開は終盤まで続いた。最強と言われたポクサクレックというチャンピオンから王座奪取しただけに、ランキング13位の挑戦者には簡単に勝てるだろうと報道され、内藤本人も「イケメンに負けたらどうしようもない」と、自らを縛っていた感じで試合は進んだ。あきらかに内藤がいつもより動きが固い。勝って当然と言われる試合ほどやりにくい事は無い。



   

 亀田のおかげで始まった採点ポイントの途中発表の2回目、内藤も自身のポイントが負けてることで開き直ったか、攻めのスタイルを取り戻したのか、9ラウンドからは動きが軽くなってきた。
そして10ラウンドにとうとう内藤のロングフックが清水を捕らえ、あっという間に追い込み、2度のダウンを奪って逆転KO勝ちというテレビ的にも美味しい場面を演出した。

試合後の勝利者インタビューでも、勝った内藤が「(ポイントで負けてて)びびった」と素直にコメントに場内も爆笑し、なごやかに終るかと思われた、その時、亀田興毅がリングイン。


「次は俺としようや」
ボクシング界にプロレス・スタイルを持ち込んだ男・亀田が勝者の祝福と挑戦表明しに現れた。一般的な視聴者は「面白くなってきたなー」と思ったかもしれないが、ボクシングファン的には「また、ルール破りなパフォーマンスを・・・」と思ったに違いない。
亀田は現在WBAランキング1位で、WBA王者坂田健史との指名試合がある立場の人間だ。それがWBC王者に挑戦表明では、団体も、次の試合をマッチメイクする協栄ジム金平会長も「何をやってくれるんだ」と、控え室で苦虫を噛み潰したに違いない。

しかし、それでも亀田という男。自己プロデュースは上手いなぁ。
過去にも破天荒なボクサーは数知れずいたけど、行動してマスコミを上手く利用したのは日本では亀田が初めてじゃなかろうか?


今後、どんな展開になろうとも、世界チャンピオンが2人もいるフライ級が日本にある限り、今のボクシング界は楽しくて面白い。

年内に両王者ともに、もう1戦予定がありそうだし。

私的には、この三つ巴状態がもうしばらく続くと楽しいな。

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